audio-technica AT-PHA31i レビュー - A blog for You! You? YOU!!

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AT-PHA31i BK [ブラック] \6,911 - http://kakaku.com/item/K0000157811/
AT-PHA31i WH [ホワイト] \7,000 - http://kakaku.com/item/K0000157812/
AT-PHA31i LTD [ブラック/ブルー] \9,800 - http://kakaku.com/item/K0000157813/
・概要
iPod/iPhoneのドックに直接接続する専用ヘッドホンアンプです。
つまり、iPod/iPhone標準のイヤホンジャックだとDAC→アンプを挟むので、
ドックから取ることで二重アンプになるのを解決するわけです。
カラーは3色あり、ブルーの型番にLTDと付いていますが、音質を改善したものではなく、
色の違いのみのようです。よって、一般的には本体の色と合わせて買うのが推奨されます。
リモコンだけでも音楽を聞く上でかなり便利で、電気も本体から供給されるのが○
（電池の減りは早くなりますが）

・レビュー
環境は本体はiPhone4S、イヤホンはCreativeのAurvana Air EP-AVNAIR、SONYのMDR-NC300Dです。比較用のウォークマンはNW-A846です。
第一印象としてはiPhone本体では明らかに聴きづらかった音が聞こえます。
イヤホンジャックと比べて、音質自体もクリアになり、分解能がよくなっています。
また、音域も低音がはっきりと出ています。
私的な感想ですが、標準の音自体に魅力が足りないという不満は7割はなくなりました。
それでも、NW-A846よりは解像度が一ランク落ち、DenDACには遠く及びません。
ただし、NW-A846とは、音の傾向が全く違うので、好みが別れるかもしれません。
NW-A846はクリアで音自体はすっきりまとまっている感じでわずかにドンシャリより。
AT-PHA31iはNW-A846よりは若干の雑味が混ざっているような感じがあり、
音自体の軽さ（言い換えると何かの音が足りない）感じもありますが、
全音域に対してはっきりと出ていて（この点に関しては中音域よりのDenDACよりも秀でています）、
NW-A846より間違いなくフラットです。
（※AT-PHA31i自体がフラットかの検証は後日。）
ちなみに、NW-A846…というかウォークマンは上位モデルのホワイトノイズが有名ですが、
AT-PHA31iにはそのような欠点がないため、そちらが気になる方にはおすすめできると思います。
（下位モデルのウォークマンにホワイトノイズがあるかは未調査。）

結論として、一定以上のイヤホンがあれば、悪くはないです。
つまり、当然のことですが、ある程度以上のイヤホンを買うほうが優先順位は高くなります。
また、イヤホン自体との相性もあるかと思います。
参考までにイヤホンごとの印象は、下のようになります。
Aurvana Air EP-AVNAIR：低音がはっきりと出る代わりやや音が軽い印象がある。
なお、iPhone4Sでは音が取りやすすぎるため、音の微調整が困難です。
Sennheiser MX880：手持ちの環境ではバランス一番良く鳴らしてくれます。
今までの環境でNW-A846やiPhone4S標準のイヤホンジャックでは極端な中音域寄りだと思っていましたが、実際はそこまでではなかったのかもしれないと思いました。（DenDACも中音域寄りですから。）
MDR-NC300D：イヤホンジャックでは中音域に寄りがちだったのが、高音から低音まで聞こえる。音自体が強く出ている。NW-A846では付属イヤホンに比べて中音域が出ないことが不満だったため（この傾向のイヤホンは騒音環境には向きません）、意外なことにNW-A846よりもAT-PHA31iの方がこのイヤホンには合うと感じました。
こうしてまとめると、NW-A846の高評価はAurvana AirとNW-A846の相性がいいというのがバイアスになっていて、一般的には、AT-PHA31iの方が実は万能な可能性がありますね…
解像度自体はNW-A846の方が高いのは間違いないですが、音域の問題が大きいです。

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