フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜

毎年恒例のアトリエシリーズ新作です。

地下に閉ざされて、大きな扉が外と行き来を阻む
鉱山の町エルトナ

外の世界に憧れて、鉱石拾いの変わらぬ毎日を過ごすフィリス。
そんな時に、前作の主人公ソフィーと相棒のプラフタが、町を訪れた事をきっかけに、
錬金術の街公認錬金術士を目指して、
姉であるリアーネとともに旅立つという話です。

サブタイトルが不思議な旅の錬金術士と銘打つだけあって、
オープンワールド的な世界観を堪能できました。

故郷へは本編中は帰還できないのは、普通のRPGだと、
ちょっと珍しいパターンですね。
町の移動も少なくとも通常EDまではショートカットできません。

不思議なシリーズはソフィーが小粒に感じたので、フィリスの方が好みです。
プレイ時間は通常EDまで12時間、通常EDのボス対策で20時間、全EDで40時間というところです。
EDは最後に選択できるシステムなので、1周で全部見られます。
通常EDまでは、今回一年間と短く、時間制限が追われる感が強かったのですが、
通常ED後の開放感がなかなか楽しい作品でしたね。

以下ネタバレ。

難易度NORMALでソフィーを撃破しました。

今回、公認錬金術士試験が通常EDまでの山場ですが、
時間に限りがあるので、強化ができずギリギリの勝負でした。
エスカの真フラメウ、シャリーの古き獣たちの王と比べれば、余裕はありますが…)
船を作った段階で残り7ヶ月、ライゼンベルグに着いた段階で5ヶ月で、
残り4ヶ月をほぼ準備に費やした形ですね。




基本全身に全能の力付ければおおよその強化はできます。
アイテムは特性で超評価、マッハスローを付けたブリッツストーン、
魂削り、マッハスローの不幸の瓶詰めあたりが役に立ってくれました。
オリフラムが時間制限で作れませんでした。
発想にはフラムを一定回数使う必要があるんですよね。
(発破用などの派生ではダメです。)
ブリッツストーン、ドナーストーン、
どちらもノックバックがあるのが良いですね。
ソフィーは回復も嫌らしいのですが、
終盤はターンを無視して高威力の攻撃をしてくるのがかなり辛かったです。
相手の不幸の瓶詰めには、スキルのエーテルキュアで状態異常を回復しておいた方が、
なんだかんだで良い気がします。
レベル上げは、天衝樹アインホルンのケモノ兵が倒しやすくておすすめです。

各キャラクターの感想です。
・フィリス・ミストルート
ソフィーに師事したのが、一ヶ月ほどなのに、
半年で船一隻作る辺り、何気に才能の塊ではなかろうか。
アイゼルに本一冊貰っただけで、独学で賢者の石を作るヴィオラートを超えている気がします。

・リアーネ・ミストルート
千流の弓撃がタイム発動なので、最初から最後まで役に立ってくれました。
妹にベタ甘過ぎて、裏に何かあるんじゃないかと当初から思いましたが、
変な方向には行かないだろうという、アトリエの世界という安定感はありました。
リアーネイベントは姉妹の絆が描かれていて、本当に好きです。
誤解を恐れずに言えば、アトリエシリーズで一番好きかもしれません。
最近こういう姉妹関係を見たなあと既視感がありましたが、
アニメ版のラブライブ!サンシャイン!!のダイルビ姉妹(Aqours結成後)でした。

・イルメリア・フォン・ラインウェバー
フィリスのライバルとして出てきたので、もう少し奇をてらった感じキャラクターかと思いましたが、
普通にいい娘でいい意味でギャップがありました。
こういう切磋琢磨し合う友人関係はいいですよ。
アトリエだとシャリー2人を思い出します。

・ソフィー・ノイエンミュラー
フィリスの師匠役というのもあって、前作では見られなかった背伸びしたソフィーが見られたのは良かったですね。

・ロジー
シャリープラスで出ているので、なにげに4作目連続出演じゃないですか!
エスロジで愛着があるのもあって、今回出番が多くて嬉しい限り。